『塩を食う女たち』を読んだ

翻訳家の岸本佐知子さんが紹介していたのを見てぽちり。



1982年に晶文社から出版されたハードカバーが岩波現代文庫から新たに発行されたんだそうです。
古いけれども「黒人女性への聞書き」という惹句にとても惹かれて購入。
一気読み。とても面白かったです。
なんか書いとかないといけないような気がするので書いておく。

10年ほど前、3年間にわたりマンツーマンで英会話を習っていたんですが、その先生が北米出身の黒人女性だった。
最初のうちはもちろんビジネスライクでしたが、毎週会って話すうちにだんだん仲良くなった。
ごはんを食べに行ったり、一緒にカラオケに行ったりいちご狩りに行ったりして遊んだりしてた。
地元(アメリカ)に帰国後、結婚式にブライズメイドの一人として出席するほど仲良くなって、今もメールでやりとりしたり、たまーーに再来日するときはほぼ必ず会っている。

結婚式の模様はこちら!
ひやー、もう11年前だった!!わしの腕が細い(笑)

でも、黒人がアメリカでどういう存在だったかについては通りいっぺんの上っ面の知識だけで実はよく知らなかった。
ときどき何かで見たり聞いたりするときに、ぼんやりと「彼女の両親の時代はまだ大変だったんだ。祖父母の時代は本当に大変だったんだ」とは思うのだけども。
そういうのすっ飛ばしたところで仲良くなってしまったというのがあったしね。
そんなわけで、何か少しでも知ることができたらいいなと思って読んでみたのですが、なんつーかもうなにもかも知らないことだらけで驚いた。

なんとなく「南部のほうが人種差別が苛烈」というイメージだったのですが、そんな一言では言い表せない複雑な思いがある、というのが一番新鮮だった。
「北部のほうが道で黒人にあっても挨拶もしない」。
Invisible(見えない)存在になっているという意味では分断がより激しいのは北部のほうだと。
とはいえ、30年以上経った今では、北部も南部も分断の度合いはどちらもより激しくなっているのではないかねぇ。ヒスパニックとかムスリムとか、いろんな形に分断されているし、問題はより複雑になってるのかも。
そういうことを含めて、もっと知りたい。
ここに出てきたトニ・モリソンの本を手始めに読んでみましょうかね。これもまた古いのでしょうが。
それでまた友人に会うときが来たら、この話をしたいな。

あー彼女に会いたいなー。
あの「週一で1時間、仕事のことや人間関係についてとりとめもない話を英語でする」というのは本当に貴重な時間だった。
今も週一で1時間あって話をすることができたらいいのになー。
お彫刻の話をしまくってドン引きされるのが目に浮かぶ(笑)

そしてお彫刻の話を書きかけているのに考えすぎてなかなかアップできない~。
若いころみたいにテキトーに書いてアップしろよ~自分!


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