あとがき的なもの

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※画像をクリックすると大きな写真が見られます。

さて。
もうそろそろ終わらねばならぬ。

サビシーーーーーーーーーッ!!!(©財津一郎氏)


はー。

アンコールワットを中心とするシェムリアップの遺跡めぐり、めちゃくちゃ楽しかったです。
帰国後、朝晩この旅行記を書いてきて、旅の追体験するのも本当に楽しかった。
旅行記でも帰国してしまって悲しい。。。

これまでいろんな旅行に行きましたが、トップクラスで楽しかった。
虫ダメ、汚い場所ダメ、日焼けダメ、の三重苦(?)を背負ってますが、それでもダイジョブでした。



ひとり旅

久しぶりのひとり海外旅行で出かける前は緊張していましたが、遺跡に着いてみれば観光客とガイドさんばかり。
同行者がいないのは寂しくもありましたが、ひとりだったからこそ、いろんなことを考えて完全に入り込んで楽しむことができたような気がします。
ガイドさんにいろんな話を聞くこともできたし、とにかく見どころいっぱいでシェムリアップはひとり旅にうってつけの場所だとおもいます!
とはいえ、ひとり旅だからこそ事前に綿密に計画をたてて、できるだけ安全に動けるようにしましたよ。
観光地とはいえ、日本とは違います。
夜ひとりで出歩くようなことはしなかったし、トゥクトゥクはホテルの専属のにしか乗りませんでした。
旅を快適で楽しいものにするためにも、特に女性は安全最優先で計画してね。
あと、これから行く方はWebで最新の情報をチェックしてください
ここまでの旅行記はあくまでも2018年11月の時点のものです。

ガイドブックについて

ひとり旅にビビったこともあり、行く前に超いろんなガイドブックを読みました。
下記に上げた以外にも、aruco、地球の歩き方もざっと見ましたが、購入したのは下記の本です。

イメージを膨らませるのによかった本。
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著者の矢羽野晶子さんは、2006年から2017年まで10年以上もシェムリアップを中心としたカンボジアに住み、現地のフリーマガジン「クロマーマガジン」の編集長をしていた女性なので、ピンポイントで妙齢の女性が求める旅のエッセンスが詰め込まれています。
美しい写真もポイント高い。


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絶版ですが、まだAmazonでは綺麗な古本が入手できます(2018/12/8に中目黒の蔦屋書店に行ったらきれいな新本も売ってました)。
上↑の矢羽野晶子さんも、初版の奥付に名前がありました。改訂版からは削除されていましたが、両方読んだけど違いほとんどないよ!(最初に図書館で借りた方が初版、そのあとAmazonで買ったら改訂版が来た)
メインの遺跡関連についてはどのガイドブックよりも豊富でまじめな情報が載っていますが、いかんせん改訂版でも2015年なので、やや古くなっている情報もあります。
ベンメリアやプレァヴィヒァの情報はやや古く、これらの遺跡はたった3~4年でどんどん整備されてるのねと思いました。
それにしてもなんで絶版になってしまったのん…。
真面目すぎるからかなあ。でも、ほんとに役だった。

1500円+税なんて信じられない情報密度です。
もっと高くてもええやないの!だから絶版になってしまうんや!がおー!(意味不明)


Kindleで読んだ本
どれも、2018年10月頃の時点でPrime Unlimitedの対象本でした。

日本語
この100人の日本人の本はすごく良かったです。旅行には一見関係ないですが、カンボジアのバックグラウンドを違う角度から見ることができます。


とても詳しいガイドブック。
これは行きの飛行機で読みました。
情報も新しいし、遺跡に個人的な思い入れが入っていて面白い。
「プリアカン、タ・ソムは人が少なくて超オススメ」という意見には激しく同意です!

英語
ガイドブックというか、年代に沿って各遺跡の歴史を詳しく書いたものですね。
遺跡やレリーフ関連や、カンボジアの歴史を英語でどう言うのかをあらかじめ知っておこうと思ってざーっと読みました。
会社の行き帰り、通勤電車の中で朝晩30分くらいで1週間かからなかった。
これ実はとても面白かったです。
文章そのものはそんなに難しくないです。単語は調べればいい。

日本語のガイドブックは、どうしても写真中心で歴史などの説明が断片的ですが、こちらはかなり詳しく書いてあります。
おもしろいもので、斜め読みしただけで遺跡が「意味あるもの」として立ち上ってきた。
日本のガイドブックの写真見ただけでは感じなかった気持ちだったので不思議です。
Kindleはわからない単語をすぐ辞書で引けるのが便利(*´ω`*)!

カンボジアという国

カンボジア(というか、シェムリアップのみ)は、この10年くらいの間にものすごい勢いで発展をしていて、遺跡もどんどん修復されたり見学の環境が整ったりしています(ベンメリアなんか、2013年の時点ではまだあの木の通路はできていなかった模様)。
あと数年したら、もっと見学できる場所が増えてルートも変わるでしょうし、ホテルもレストランも増えるでしょう。
街なかはすでに都会みたいで、(申し訳ないけど)びっくりしました。
もう少しこぢんまりとした街なのかなと勝手に思っていました。
日本からの観光客は一時期に比べて格段に減ったそうですが、世界遺産めがけてフランス・アメリカ・中国などからの観光客は引きも切らず。
特に中国からは多いようで、中国人向けのホテル・レストラン・お店がたくさんありました。中国語のガイドがいまいちばん稼げるそうです。

ポルポトによる独裁、内戦、他国との戦争など、カンボジアはほんと大変な歴史をたどってきました。今は人口の80%が農業に従事していて、お米を輸出しているそうですが、観光と農業以外の産業はほとんどまだない状態。
「シェムリアップだけが豊かになって、地方はまだまだ」と英語ガイドのVandain(ワンダン)さんが言っていました。
Vandainさんのサイトを読んだら、両親(たぶん私とそんなに変わらないと思うw)が「これからのカンボジア人は英語が話せなければダメだ!」と一念発起して、子どもたちのためにわざわざ地方からシェムリアップに移住し、子どもたちを「寺院がやっている英語学校」に通わせてくれた。そこで一所懸命英語を勉強して、最初はトゥクトゥクのドライバーから仕事を始めて、難しい国家試験に合格して晴れて国家公認の英語ガイドになれたそうな。。。

郊外の遺跡に行ったとき、いくつかの町というか村を通り過ぎたのですが、バラックみたいな家の軒先で、半裸の子どもたちがスマホにかじりついて動画なのかゲームなのか画面を見てて、なんとも不思議な気持ちになりました。
私ら日本人は、戦後のバラックから始まって高度経済成長でインフラがガッツリ整備されて、「ブレードランナーの未来」みたいな渋谷になってから「最先端の文明の利器」としてスマホを手に入れたけれど、カンボジアの子はそういういろんな段階をぴゅーーーーーーーーーーっと飛び越えていきなりスマホとインターネッツの世界か!!と思いましてな。。。
まあでも、おそらくインフラ関連はこの数年でかなり改善したのでしょう。
数年前のホテルレビューとかを読むと、小さなホテルはよく停電しています。最近のレビューではほとんど見ません。

私の英語力の関係で、英語ガイドさんとは政治的なこととか込み入ったことはあまり話せませんでした。
本編の方でも書きましたが、日本語ガイドさんは、周辺諸国の名前を聞いただけで不穏な空気が流れたのでちょっと驚いた。タイとかベトナムとかラオスとか、周りの国の名前を出すときは気をつけましょう。いろんなひとがいます。
周りを他国に囲まれていて、歴史的に取ったり取られたりしているというのは複雑で大変なんだなあと思いましたよ。
まあ海に囲まれた日本でも、今はいろんな人がいますがね。。。

ガイドさん事情

英語ガイド1人と、日本語ガイド2人を体験してみましたが、英語ガイドはアタリ、日本語ガイドは1人ハズレ、1人アタリでした。
勝手な印象ですが、日本語ガイドの方が全体の人数が少ない分、ハズレを引く可能性が高い気がします。
どうしても日本語ガイドがいい場合は、自分の日本語のウェブサイトを持ってて、ウェブでの評価が高い人にした方がいいかもしれません。でもそういう人は当然ガイド料も高いです。
私はおそらく、同行者がいたら日本語ガイドにしてたと思います。それは英語に自信がなかったから。
でも、予算の都合でやむなく英語ガイドにしたなんて忘れちゃうくらい、とっても楽しかったですよ。
テキトーな「根性イングリッシュ」なので込み入ったことは話せませんが、Kindleでの予習が功を奏したか、話していることをほぼほぼ理解することはできました。
あと、英語でしゃべってると「旅行してる」感が増しますよね(笑)。私なぞはそれだけでも結構楽しいです。

遺跡

いやーーーーーーーーー、遺跡がこんなに良いとは思いませんでした!!!

いいとは聞いてたんですよ。
知識として知ってはいたんですよ。
なんだけど、こんなにもいいとは、こんなに感動するとは、ちょっと想定外でした。
本編でも書いたけど、「壮大な石の建築物に、繊細なレリーフのコンビネーション」がどこにもない不思議な世界を作り出しているんです。
まさに唯一無二。

\\スゴイ!!!//
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おそらく、モノは違えど「彫る」ことをちょっこし体験しているというのも作用している気がします。
いや、関係ないかな。
ないか。
私が無駄に共感しやすい体質だからかな。
なんかもう、レリーフを前にすると、当時の「お彫刻師」のみなさんが迫ってくるのですよ。
グワーッと。
コツコツと彫ってるわけですよ、石を。
たぶんアレに従事した人たちはおそろしく短命だっただろうな。
大変に決まってるもの。
あんなに石を彫るの。
クメール王朝の最後の方では、「また寺院かよ、いいかげんにしてくれよ、俺達の暮らしを楽にしてくれよ」くらい思ってただろうな~とか。

ここにいったいどれだけのお金と人が投入されたのか知るすべはありませんが、おそらく数万単位か、それ以上の人が投入されたんでしょう。
おそらくは虫けらみたいに。

なので、もしかしたら、遺跡見て王様に怒りを感じる人は気分悪くなっちゃうかもしれません。
「王族の権力趣味で罪のない庶民が苦しめられた壮大な証だ」みたいな。
実際、こういうの建てるのって権力を誇示するためなんで。伊勢神宮とか遷宮とかもそうですよね。

でもなんか、もうそういうの超えた何かがあるんですよ…。
「ほんと大変だったかもしれないけど今見ることができててめっちゃ嬉しい!作った人マジでありがとう!!」て感じ。

ホテルのレストランで食事を待ってたときに、フロントの人が「よかったら読みませんか?」と見せてくれたガイドブックが面白くて、思わず買っちゃいました!

The Angkor Guidebook
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布張りでなんかゴージャスw

Amazon USでは品切れですが、シェムリアップのホテルや大きな土産物屋さんでは置いてあると思います。
30ドル。
高いね。
高いけど仕掛けがあるので値段相応かと。

何がおもしろいって、「19世紀末~20世紀初頭にフランス人が "再発見" した当時の写真」と、「遺跡が建立されたころの想像図」が見られるの!!
「再発見」当時の写真。
この大きさだとよくわかんないかな。。。これはバンテアイ・スレイ。
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「建立当時はおそらくこんなだった」イラスト(透明のセロファンみたいなのに絵が描いてあって、現在の遺跡の写真にかぶせてあるの)
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もちろん現在の写真もある。
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何度見てもゴイスー(バンテアイ・スレイのレリーフ)
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特に、草ボーボーの「再発見当時」の写真は大変に興味深いです。
これを「すげえものだ!」と思って修復を開始したフランス人もすごいよね。
(そもそも植民地って発想がどうなのよという問題はさておき)

この「再発見」当時、フランスではやはり「カンボジアで遺跡発見」みたいな感じで新聞や雑誌で記事になりました。
これを読んで、「すごい!!!!!ぼくも自分のアンコールワット作る!!!!!!!!!!!!!」と思ったかどうだかはわかりませんが、ほんとにそんなのを作っちゃったのがリヨン郊外の郵便配達員、シュヴァルさん

自宅の庭に、たったひとりで、コツコツと30年かけて「ぼくの考えたかっこいいアンコールワット」(と思ったかどうかわかりませんが)「シュヴァルの理想宮(Wikipedia) 」を作りました。

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貝殻、石、セメントなどでできています。
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ついでに「ぼくが考えたかっこいいお墓」も。
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これらの写真、実は2013年に行ってきたとき(リンク先にそのときのブログ記事があります。こっちのほうが写真が数段きれいなので良かったら見てみてね!)のものなんです。
当時自分は全然知らなかったのですが、オットがずっと見てみたかったものとのことで行ってきたんです。ここに行ったときに、「アンコールワットにもインスパイアされた」というような説明書きを読んで「フーン」って思ったんですよね。
でもそれで終わり。


順序が逆になっちゃったけど、本家本元に来た感じ。
つーか、まさか自分が行くことになるとは思っても見なかったよ。
(リンク先のブログ記事でも「世界の建築物」って書いてる自分。ほんっとよくよくアンコールワットに興味なかったんだわ。。)
ほんと、遺跡ってどうでもよかったんですよね。。。なんか人生ひっくり返った感じ。
俄然、マチュピチュに行きたくなってまいりましたよ!
でもマチュピチュはひとりでは怖いなぁ。。。
いやーー、ちょっと前まで遺跡興味なかったとかマジか!我ながら信じられん!

やっぱ、お彫刻を始めたのはほんとに大きかったなあ…。
なんか大げさかもしれませんが、急に見るものすべてが輝きだしたような気がしますよ。
たとえなんらかの理由でお彫刻教室をやめることになっても、世界が広がったことに変わりはないので本当にお師匠様にはいくら感謝してもしたりません。
や、まだまだ続けますけどもね!!

というわけで(どんなわけだ)、とりとめがなくなってまいりました。

いくらでも続けられそうですが、このへんで終わりにしようと思います。

長くなりましたが、これで「2018カンボジアのたび」はおしまい。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

さーまたしっかり働いて、どっか旅行行くぞーー!おー!



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過去の旅行記もよかったらどうぞ!
なんか昔の記事はテンションが高くて楽しいですYO!若いな俺!

オットと行ったゴーカ旅。
フジタの最後のアトリエにも行きました。
イスタンブールはにゃんこ天国。
このときのカメラはPEN EP-1です。
全部Autoで撮ってますが、やっぱこっちのほうが写真が断然きれいな気がするなぁ。。。


70過ぎの母親とのふたり旅。
これまためっちゃ楽しかったです。
途中で痛いハプニングがありました。。。
このときのカメラは水中でも撮れるやつ。
このときに買って、このときしか使ってないw
このときにレンタルのサービスがあればなぁ。。。


いやっ。信じられん。ついこないだやないの(アホ)
これもオットと。
ハノイ郊外のハロン湾で船で一泊するのも楽しかった(*´ω`*)
ラオスというか、ルアンパバーン(=ルアンプラバン)大変よかったです。
飯がうまい。
しかしなあ、見どころが少ないんや。。。
ごはんめっちゃ好みなんですが。でもまた行きたいな。

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