2013年11月17日

アリス・マンロー、ジュンパ・ラヒリ、山口晃氏が熱い(自分内で)

こないだノーベル文学賞を取ったアリス・マンロー、既訳はほぼ全部読んで「いい!いい!あんなとこやこんなとこがいい!」と騒いでいたら、オットがジュンパ・ラヒリを薦めてくれた。
オットの書籍眼はかなり鋭いので、素直に従って読んでみると。。。コレが!いいんですわ奥様!!

インド移民二世が描くアメリカとインドの微妙な距離感の中で、普通の人間が生きていく半径50メートルの世界です。
インドもアメリカもどっちも遠い国で、ましてやインドからアメリカに移住した人の気持ちなんてわかるわけないじゃんと思うんですが、これがどーして。
ほぼ同世代。親の世代もかぶる。
なんつーか、小説って、人間の心の中にある何か共通の部分に訴えかけるものじゃないっすか。
それがまた上手なんだわ。
心臓わしづかみな感じで、んもう胸に迫りまくり(全然関係ないんですが、この「んもう」をエッセイで多用して爆笑させてくれた原田ムネノリ氏が大変なことになっちゃって悲しい。。。なんとか適当にゆるーく再起してほしいものです。。。)
この2週間ばかり職場の感じがかなりヘビーなことになってるのですが、行き帰りの電車の中で彼女の本を読むことでどれだけ救われたか。
いやべつに小説なんですが、どっか違うところに連れて行ってくれるのでね。

「その名にちなんで」by ジュンパ・ラヒリ


インドからアメリカに渡った父と、その父と結婚するためだけにアメリカに来た母、不思議な名前を付けられてしまった主人公。その主人公と結婚する、やはりインド人二世の女子。
これらの登場人物すべての視点から、彼らの「普通の」人生が描かれる。
大河小説です。
いちばん存在感が薄そうな母の存在感の大きさよ。
地方から東京に結婚するためだけに出てきた自分の母と重ねずにはいられず、感情移入しすぎたよ。

こっちのほうが有名で、たしかにこっちもよろしいが、なにしろ「その名にちなんで」のほうが私はぐっと来たね。
「停電の夜に」by ジュンパ・ラヒリ

短編集です。

そしてだね、山口晃氏ブームが密かに燃え続けておるよ。

始まりはこの本でした。
「ヘンな日本美術史」by 山口晃

日本画を愛するすべての人に捧げたいです。

で、この画集を図書館で借りてですね、これはもう生を見たい!と思ったのであります。



で、こないだ館林に見に行って、ミュージアムショップにおいてあったのを手にとってたまげたのがこれ。
もう、絶品!
「すゞしろ日記」by 山口晃

ゆる漫画です。
気合い入れて読むと脱力します。
毎日肩の凝ることばっかりでやんなっちゃう、そんなアナタに!

もうすぐ2が出るそうで、うきうきわくわく。

こうの史代さんといい、山口晃さんといい、ジュンパ・ラヒリもアリス・マンローも、ここへ来て「すきだ−!だいすきだー!」と夕陽に向かって叫びたくなるようなものができて嬉しい。
すきだ!と思ったら、ちゃんと買うようにしています。
図書館で借りてばっかりじゃ申し訳ないよね。ホントに。





posted by オグ at 23:36| 東京 ☀| Comment(0) | 読んだがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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