2011年06月25日

「アメリカン・ギャングスター」と「犬の力」

グラディエーターとデンゼル・ワシントンの一騎打ちです。

すみません、ラッセル・苦労クロウですね。

実話を基にしたお話、ということで、また一気に期待度MAXです。
2007年と比較的新しい映画ですが、1970年代初期のことを描いています。
ベトナム戦争末期ごろのニューヨーク&ニュージャージーが舞台。

グラディエーター(誤)の顔ってあんまり好きじゃないんですが、役者としてはいいねえ。
デンゼル・ワシントン、汚れ役なので「アレッ?」って感じなんだけど、「きっちりした自己哲学の下に、ドラッグ卸の一大網を築くビジネスマン」という観点から見ればハマリ役。
女はあまり絡みません。
すげーオトコ臭い映画です。
リドリー・スコットってこういう「オトコの世界」みたいのを描くのが好きなの?よく知りませんが。
「ブレード・ランナー」もオトコ臭い映画ですよね?違うか。

って、今リドリー・スコットのWikipedia読んでたら、「テルマ&ルイーズ」ってリドリー・スコットなのね!!
あ、や、もしかして夫の人に聞いたことある気がするかもしんないかも。
あの映画はよかったなぁ。も一度みたいです。

閑話休題。
デンゼルが奇想天外な方法でドラッグを密輸し、販売網を確立するのと、グラディエーターが(だから違うって)ドラッグ販売の闇ルートを一網打尽にするために奔走する姿が、ほぼ並行して描かれます。

デンゼルがドラッグ卸業で成功して、貧しい母や弟たちを田舎から呼び出し、お城のような家に住まわせるんですが、これが痛い。
自分の大切な人たちにいい暮らしをさせてやりたい、という思いが強ければ強いほど、その方法が微妙だったとき(や、デンゼルは完全にクロですが)に痛いよねぇ。

いやー、それにしても、当時のニューヨークって凄かったんだね。
この映画の一件で麻薬担当捜査官の3/4が逮捕、起訴されるほど、ドラッグ社会との癒着がひどかったという。。。。
アホかと。バカかと。マッチポンプかよ。

でもま、日本のパチンコ業界も同じようなもんだと言ったら言い過ぎか。
依存症を作り出す産業と、その業界を「取り締まる」という名目で癒着してる警察と。
どこの世界も、いつの時代も、お金が動く構造ってのは基本的に同じなのかなぁ。どよーん。

そうそう、最後にはちゃんと救いがあります。
それもこの映画のいいところ。
「キャッホー!そうこなくっちゃ!!」という結末があります。うふふ。

この事件のころから40年が経ち、タイとベトナムだったドラッグの輸出元は、メキシコなど中南米に移った。
それで「犬の力」という本を思い出した。

★★★

この映画の後の時代のドラッグ流通について、実話じゃないけど「実態」は描けてるんだろうなと思う。
すげー超大作。
ちょうど30年前くらいの時代設定から始まってるので、いい感じでつながるんじゃないかと。





大河ドラマです。
登場人物がたくさん出てくるけど、それぞれのキャラが立っていて、んもう立ち上がりすぎくらい立ち上がっていて、大変おもしろい小説です。


それにしてもアメリカのドラッグの世界は、知れば知るほど、よくできてるなぁと思う。
日本だと、三田佳子の息子とか何度もタイーホされてますが、あれは本人の意志とは無関係なところで、一般ピーポーとは別格の「売人からの誘惑」が多いんだと、というようなことをどこかで読んで、「なるほどぉ」と思ったのでした。
いつも「なんで何度もやるかな」と思っていたのですが、売人の方から寄ってきて毎日毎日目の前をウロウロされたら(いや、これは言葉のあやですが)、忘れられないですよね。
もちろん、本人も鉄の意志で断ればいいんでしょうが、そんなに強い人間なかなかいないよね。
売人にしてみれば、「かーちゃんがいい稼ぎなんだから絶対に金は払ってもらえる」とわかってるわけで、そりゃドラッグ素人に「新規開拓」するより、いっぺん知っちゃった(かつ金持ちの)リピーターに「ルート営業」した方が効率がいいよねぇ。

★★★

なんかごちゃごちゃになっちゃったので、ちゃんとした映画評が読みたい方はこちらへどうぞ。と勝手にリンクしてみる。

「アメリカン・ギャングスター」   
posted by オグ at 23:00| 東京 🌁| Comment(0) | 映画/DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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