2011年04月30日

斜め読み「悩める共産党員のための人生相談」by 筆坂秀世、「続・日本国の研究」 by 猪瀬直樹、「日本をどげんかせんといかん」東国原英夫、「官僚亡国論」by 田中一昭

15年間も選挙権を持っていて、今回の都知事選で初めてまともに選挙公報とか政見放送とか見た。

ハイ、無関心な若年層は私です。

でね、いきなり見たって何もわかんないんですよ。
表面的なことしか。
共産党はまともなこと言ってるなぁと思ったわけです。
ええ、今になってみれば「何を今さらww」みたいな感じで、もう恥ずかしくて仕方ないですが。
で、とりあえず社会人やり直そうと思って、いろいろ本を借りてきた。
いったいこの国の政治はどうなってるのかと。

それで借りてきたのがこの4冊ってのがまた笑えると思いますが、そこはまあ笑って許して。
図書館行って、「政治」の棚をだーっと眺めて、オモシロそうなやつを借りてきたというわけです。

悩める共産党員のための人生相談


こちらの本の続編らしいのですが、それは読んでからわかったこと。


結果的には、続編から読んで正解だったかも、という気がします。
本当に共産党員からのQにAするという感じで、その中で共産党の歴史や、現在の問題点などを平易な言葉で説明しています。
著者は1948年生まれ、18歳で共産党に入党した団塊の世代で、んもうばりばり60年代にアレな感じです。当時共産党員だった人が、現在では離党してこういう本を書くというのがとっても面白い。
いちばん元気だった共産党、そもそもの「共産党のありかた」を知っている人が、現在の高齢化・硬直化した党を批判する。

いやーーーー、おもしろい。

かつては「きちんと勉強しているから入党しても良い」と上から目線だったのが、今は高齢者が『お世話になった議員さんがいるから、恩返しのために入党します』とか言ってる状態とか。
そんな時代があったんだぁと驚くね。

あと驚いたのが、ソ連が崩壊したときに「あれは社会主義ではなかった」と全否定したんだね。知らなかった。
じゃあ何なんだよということなんですが、中国も批判するわけでもなし、なにがしたいんだかまったくわからん。

筆坂さんの言ってることは至極まとも。
私もこないだの選挙のときに思ったけど、共産党って名前が悪いじゃん、何がしたいのかはっきりさせて、それに伴った名前にしたらいいじゃん、というようなことも書かれています(書かれたのは2008年)。

共産党員であることが言いづらいとか、赤旗の拡大は難しいとか、集金も配達も党員がやってるとか、なんだかもう同じ日本なのにワンダーランド。
下手なエンタメより、わかものには面白いと思ったよ。

で、結局、共産党も終了ダナーと思います。
少なくとも、赤旗で選挙の敗北を認めず、硬直化した頭脳で、まともな理由もなく存続してるって状態じゃ。。。
名前を変えて、赤旗を日曜版だけにして、政党助成金をもらったら、再生するかもね!

続・日本国の研究
こっちも続編だったという。


猪瀬直樹の本は読んだことなくて、「ミカドの肖像」という本を書いた人だと言うことは知ってた。
この本は98年の本ですが、なんだかまるで今の話をしてるみたいで、怖くなっちゃったよ。
なんーーーーーーも変わってないじゃん。つか悪化してるじゃん日本。
ホント機能不全で動けなくなっちゃったんだねぇ。
この本でも、官僚と天下り団体の実態が、んもう出るわ出るわ。。。orz

日本有数の「もっとも頭のいいクラスタ」がこういうことに全力で取り組んでる国は、やっぱ滅びるよねーと思ったのでした。


日本をどげんかせんといかん
あーこれ、超斜め読み。
まだ読み終わってないけど、詳細な書評を読んだんでいいことにする^^;

官僚亡国論「官にあって官と闘う」


「ミスター行革」と呼ばれた人の、「自分史」です^^;
土光臨調という大がかりな行政改革があって、それに関わってたくさん動いた人なのです。
自分史であることはともかく、官の人の話を聞いてみるのも悪くないと思ってね。
なんかね、もう、栗鼠虎された身で言わせてもらえば、やっぱ官って、ぬるーーーーいと思いました。まあ、それが官というものなのね。
最後に道路公団解体にも関わったらしいんだけど、そんときは首相がいちばん大切なところで日和ったために失敗。中途半端な解体で、そもそも解体されたことすら微妙に実感なくない?なくなくなくない?

なんかさー、こういうじいさまが出てきて今さらまた道路公団のナンタラをやってる時点で、やっぱもう(ry
こういう人が、若い世代には出てきてないってことでしょ?
まともに教育できる人がいなくて、保身することに全力で挑む人しか官には残ってないから無理なのかなー。
んで、屈指の頭脳クラスタに太刀打ちできる政治家もいないってことなのか。

こういう官のアレなところを見てると、60年代のアレな感じもわからないではない。
結局、無駄だったけどねぇ。。。
どうしたらいいのか、やぱりわからない。

2つだけわかってることは、1)図書館で借りたので、返さねばならぬ、2)もっとたくさん本はあるので、別なのを読んでみる、です。
posted by オグ at 13:10| 東京 ☀| Comment(0) | 読んだがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月29日

「自分の中に毒を持て」岡本太郎

5月末で今の会社を辞めることになり、昨日が出社最終日でした。
昨年あたりから行き詰まることも多々あり、ある程度覚悟はしてました。
最終的に出た結論は栗鼠虎。
営業的立場だったので、はっきりと「自分の力及ばず」が突きつけられたことになります。

栗鼠虎言い渡されたときも、それから1か月も、それほどこたえなかったのですが、昨日荷物をまとめていざ事務所を出ようとしたら、なんだかすごく悲しくなってきて驚いた。
挨拶しながら涙が出そうになって、こらえて変な顔をしていたと思います。
事務所を出たら、いっそう悲しくなってきて、まいった。

会社名の変更がありつつも、ほぼ3年間かけて少しずつ作ってきたつもりでいた。
でも、ぜんぜん足りなかったのね。
それが「不足」だったのか、「そもそも方向性が間違っていた」のか、いまでもよくわかりません。

この仕事、それまでの仕事とだいぶ毛色が違うものだったので、躊躇もしたけどわりとあっさりと方向転換した。
それまでの仕事を惰性でこなすようになって、「ちょっと私デキルかも」と思っていたときだったので、「こっちもイケルかも」と思ったわけです。
でもぜんぜん違った。
何をどうやってもぜんぜんうまくいかない。
すごーーーくきつかった。
でも、楽しいこともたくさんあって、方向転換しなきゃぜったいに知り合えないような人たちとも会うことができた。
「ニッポンのよのなか」というものも、垣間見ることができた。
それまで自分が生きてきた世界が、いかに狭い井戸だったかを知った。

ここからどこに行くのか、迷いながらこれを読んだ。



結果的には、「飛べ!俺!」と思ったんだけども…。
うーむ。
自分がやりたいことがあっちゃこっちゃ矛盾してるから、身動きがとれなくなっちゃってるというのが正直なところです。
うむ、矛盾するというのは、甘えがあるんだろうなぁ。

難しいですよ、太郎さん。

そんな感じでとぼとぼ帰ってきたら、だんなさんがヤリイカとブロッコリーのパスタを作ってくれました。

うまうま。ヤリイカうめーよ!
ごちそうさまでした。
posted by オグ at 08:36| 東京 ☁| Comment(0) | 読んだがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月26日

2011/4/26: なみはな@仙川

なんか、2011/5/28のアド街で紹介されたみたいですね。
4月に行ってきたのに記事アップしてなかった(このエントリーを書いたのは2011/6/4です)。

実は、お通しで不安になった。

なんか美味しくないじゃん。。。
この先に不安を覚えたのですが、杞憂であることがすぐに判明。

お造り来た!

かあちゃん!すごいよ!うまいよ!
絶品だったのは、生ほたるいか、かつおのおさしみ。
シャコもサザエも美味しかったけど、このふたつは凄かった。

若竹煮。

今年はタケノコゆでなかったなー(遠い目)
おいしいです。お上品。

きんめの煮たの。

デカイ^^;
たぶん1200円くらいだったかな?
時価ですので、ご参考までに。
おさかなでおなかいっぱいになりそう。

でもなめろう。

うちで作るよりしょっぱいのがもったいない。
アジが間違いなくうまいのに。
もくもくと食べる食べる。

何かのお茶漬け。

タイではなさそうだ。

なかなか美味しくてよかったけど、CPはどうかっつーと魚真のほうが高いような。
魚真を越えるおさかな居酒屋はなかなか難しいもんだなぁ。
こないだの和田丸も魚真系列だし。

というわけで、また魚真に行きたいぞーなのでした。
あ、そうだ、「こけら」も行かなきゃ。
posted by オグ at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | 食べたがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月24日

70代と10代では5000万円以上の「年金格差」

日経新聞で厚生年金の年代別統計を見てたまげました。
各所で読んでいたので少しは知っていたのですが、こういうわかりやすい形になるとホントにたまげるね。

資産1億円を目指す3つのルール
(それにしても、この記事のタイトルどーよ、という感じですが。。。)
2ページ目にグラフが出ていて、それにたまげた。

table.png(クリックすると大きくなりますよ)

88歳まで生きたとして、厚生年金の(もらえる額)ー(支払う額)を計算してみたらしい。
私の周りの人々に置き換えてみよう!

現在15歳(私の姪&甥世代):2340万円、支払う額が多い。
現在35歳(私世代):      1570万円、支払う額が多い。
現在45歳(私の夫&兄世代):   800万円、支払う額が多い。
現在70代(私の父親世代):3090万円、もらう額が多い

いやー、たまげますね。
ウチの姪っ子&甥っ子世代は、私の父親世代に比べて、5300万円以上の格差があるんですね♪
これを努力でカバーしろとか言われても、死にたくなりますね。

でも死ぬのはまだ早い。
以下、上記ページの引用です。

 下のグラフのように、現在55歳より若い人は保険料として払い込んだ額よりもらえる額の方が少なく、20代だと2000万円以上の“損失”になる。これは資産形成にとって致命的な負担だ。「だがあきらめてしまうのが一番よくない。自分の年金は自分の世代だけで完結する制度に移行するように声を上げよう。これだと親世代の面倒を見ることもなく子供世代に迷惑をかけることもない」(鈴木教授)。社会保障をすべてあきらめる前に、こういった制度改善への意識を高めるのも自己防衛、ひいては資産形成のひとつとして大切になってこよう。
(太字は私)

というわけで、声を上げたらいいかもね〜。

声を上げますか、それとも泣き寝入りですか(河野太郎ブログ)
posted by オグ at 20:57| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

USのアマゾンでランタン買った

恫喝計画停電は今後ないようですが、関東でも直下型の可能性はあるみたいですね。
まー直下型が来たら潰れたり火事に巻き込まれたりして死んじゃうかもしれないわけですが、万が一幸運にも生き延びた場合、ちょっとでも便利なほうがいいじゃんと思って買ってみました。


奥がランタン、左手前はヘッドランプ、右はご存じの通りあいぽんです(サイズ比較用)。

けっこうデカイです。
取り外し可能なミニランタンが2つ付いてるやつです。ミニランタンは外してぶら下げて持ち歩ける。
ミニが4つ付いてるのもあるみたいです。
単一電池4本か、XPSバッテリー(充電式)で光ります。
充電式は不要かもとも思ったのですが、まあこれだけ単一が売り切れてるとねえ。

日本のアマゾンでは、XPSバッテリーを充電することはできないとか書いてあるんだけど、充電用ACアダプターを変えて充電始めました。
たくさん「何のアダプターかわからんACアダプター」をとっといてヨカッタ。
参考にしたのはコチラのページ。

Coleman XPS Battery Pack 【充電編】

あ、もちろん、自己責任でよろしくです。
posted by オグ at 09:50| 東京 ☁| Comment(0) | 買ったがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人生後ろ向き「浅間山荘事件の真実」、「墜落遺体」、「夜と霧」を読む

昨年の12月ごろから突然「社会への窓(社会の窓じゃないよw)」が開かれた。
社会、政治、経済のいろいろなことについては、新聞読んでも、雑誌読んでも今ひとつよくわからなかった。
でも、「Chikirinの日記」を2005年の分から全部読んで、いろんなことが少しずつわかって、現実って面白いと思った。
あと、最近なにかとTwitterで話題の上杉隆の「40字で説明する」シリーズも読んだ。
本はマトモだと私は思ってます。あの人なりのバイアスが面白いです。

んで、震災、原発事故ですよ。
Chikirinの日記読んだ後だと、新聞の記事も人の話も、違って見えてくるから不思議です。
GHQのご意向で、私たちは日本の歴史を学ばずに来ていますねー。
特に第二次世界大戦以降のことなんて、義務教育ではほとんど教えないよね。
学校で教えてる三権分離とか、あんなもん教えて何になるんですかね?
検察は「出る杭を打つための権力マシン」だし、政界は経団連に首根っこつかまれてるし、官僚は前例どおりに縦割り行政も「身のほどをわきまえて自分の領域に専念する人」がいちばん出世するんですってね。
官僚という日本で一番頭のいいクラスタが、「保身のために全力で闘う」国なんですねー。
彼らより頭悪いクラスタが正攻法でどんなに頑張ってもたかがしれてるってもんじゃないですか。
経団連が力を持つのは当然のなりゆきなんでしょうね。彼らが金を作ってるんですもの。
だから孫さんが10億円出資して財団作りましたけど、「すげー!」と思うのと同時に「んなはした金じゃエネルギー関連のドロドロに対抗するのは無理だろ。。。」と正直思いました。私も100兆円くらいぼーんと出資できるといいんですけどね。。。
反原発についても、30万人のデモ隊が国会議事堂を取り巻いた日米安保闘争ですらダメだったんだから、たかだか数万人程度のデモで何ができるの?と正直に言って懐疑的です。
まあもちろん、意思表明するっていうことが全然無駄だとは言いませんが、あんまり意味ないよね。なくない?なくなくなくない?
Twitterでもだいぶ前につぶやきましたが、すげー頭のいい人(or 人たち)がアメリカの上層部と結託して、日本の経済・金融クラスタからじわじわと内部的に変えていかないと、何も変わらないと思うよー。
意味わかんねー何言ってんだコイツ、と思った方は、ぜひ以下の本を読んでみてちょ。



あるいはこの動画(NHK渾身のドキュメンタリー)を見てね。
「シナリオ」なんです、原発の導入は。
アメリカが書いた台本どおりに導入されたわけです。


そんなわけで、頭のいい人、がんばってね。
でもその一番頭のいいクラスタが全力で保身するという。。。。 orz

あれ?何の話だっけ。。。
そうだ、本の話。

とりあえず、「現実って面白い!」と思ってしまったら、モーレツにそのあたりの本が読みたくなって、いろいろ図書館で借りました。
まだたくさんあるので、早く読まないといけないんだけど時間が。。。
以下、4月なので後ろ向きにお届けします。

「浅間山荘事件の真実(久能 靖)」


浅間山荘事件解決の日、朝から夜まで生中継でアナウンスしてた久能さんが、その後警察や関係者への取材、犯人たちが出した書籍などから、当時の事件をまとめ直した1冊。
20年くらい前から、あさま山荘事件は気になる事件でした。
ようやく、最初から最後まで事件の内容を知ることができました。
たまたま図書館で借りたのがこの本でヨカッタ。
あさま山荘事件に関しての書籍はいろいろ出ていて、佐々敦行(警察側)と坂口弘(犯人側)のが有名ですが、それらはやはり「どちらか一方からの視点」なので、「事件をまとめた」という感じにはなっていないそうです。
その点、久能さんはいろんな角度からの取材をし、かつ自分も当日現場にいた関係者の一人なので、事件に対する距離がちょうどいい感じ。
「このとき、テレビの映像の威力というものが日本中を釘付けにした」というようなことがかいてあります。
最高視聴率は87%ですってよ奥様!
いやはや。
いずれにしても1人の書いたことだけじゃわかんないので、警察側と犯人側の本も読んでみるつもり。

ちなみに、久能さんはみのもんたの「おもいっきりテレビ」で、最後のニュースコーナーをやってたおじいさん。
日テレで浅間山荘事件の中継をしてたなんてずえんずえん知らなかったです。

「墜落遺体」



日航機墜落事故で、検死を担当した警察官の方がまとめた本です。
いま、震災で自衛隊、警察、消防、地元の方がご遺体の回収をしています。
震災から1か月以上すぎ、過酷になるばかりという報道はされていますが、実態は現場にいない私にはまったくわからず、なぜだか「申し訳ない」気持ちになってきた。
で、この本のことを思い出して読みました。

墜落事故と震災では、もちろんいろいろな違いがあります。

真夏 vs. 冬、
火 vs. 水、
520人 vs. 1万人以上、

が、そういう違いはあれど、本質的な部分は変わらないと思います。
これを読むと、いかにあの夏の検死と遺体確認が大変なことだったかが伝わってきます。
死因の特定、状況の記録が検死で、身元確認は遺族と一緒に確認をして「この遺体は〜〜さんです」ということが決まること。
これが今も、被災地で日々繰り広げられているんだろうと思うと、体中が息苦しくなるような感じがします。
そして、今震災の現場でこういった業務を担当されている方々の気持ちも、なんとなくでしかありませんが、伝わります。
本当に辛い。
こういった業務に携わっておられるすべての方たちに、なんといったらいいのかわかりませんが、尊敬と感謝の気持ちを感じます。

遺体に関する考え方は、日本と諸外国ではずいぶん違うようです。
相対的な感覚ですが、イギリス、オーストラリア、アメリカなどは、遺体はすでに生前のその人ではなくモノだという意識が強く、韓国は遺体も生前のその人の一部とみなす。

夫の遺体確認で来た妻が棺を開けたら、綿とさらしでできた人形に中指だけが付いているのを見て卒倒、という場面が強烈でした。
事故のときに検死をするとはどういうことなのか、遺族が身元を確認するのはどういう感じなのか、がよくわかります。

赤十字の看護士は特別な教育をされているんだということも初めて知りました。


「夜と霧(新訳)」


第二次世界大戦下のヨーロッパで、強制収容所に入れられたユダヤ系オーストリア人の心理学者が書いた有名な本です。
奇跡的に生き延びて、戦後すぐにこの本を上梓。
壮絶な収容所生活についてと、そこで暮らす被収容者たちの心の動きが細かく綴られています。
生きるとは何か?生きることの意義とは?という根源的な問いに対する洞察に満ちあふれた本です。
高校生のときに読んでいたらなーと思ったけど、もしかしたら読んでも当時の自分には理解できなかったかもしれない。本って出会いのタイミングがあるよね。
まあ、内容は、高校生でも中学生でも理解できるものだと思います。

この本を読んで、生きる意義について大いに納得したけど、今の私が強制収容所に入れられたら真っ先に「ムスリム(収容所内で、絶望して自暴自棄になっちゃった人たちに付けたあだ名)」になって、あっという間にガス室送りか発疹チフスで死んでただろーなーと思う。
私は生きたいと強く願わなくても生きていけるというものすごくラッキーな人間なわけですが、そのありがたみがぜんぜんわかってないと自覚してます。
ありがたみを実感することはたぶんできないんじゃないかと思う(衝撃の告白)。
理屈としては理解できるけど、感じられない。
うまいもん食ったりいいもの見たり素敵な体験をしたあとで、「あー生きててヨカッタ」と思うことはあるけど、それっきりです。
よく、今日が最後の一日であるかのように生きろ、永遠に生き続けるように学べ、と言われるけど、あんまりよくわかんない。
けど、両親が生きてるうちはやっぱ困るよね。
夫も友人たちも、たとえ私が死んで一時的にショックだったとしても、私のことは人生のほんの一部分に過ぎない。
夫も友人たちも、それぞれ人生の目標なり支えなりがあるように見受けられるから、それなりに立ち直るだろうと思う。
けど、両親はそうはいかない。年寄りで将来に夢があるわけでもないし、自分の子供というものはいつまでたってもかわいいんだろうし(子供がいないのでわかりませんが)。
こんなこと言うと冷たいやつだと思われるかもしれませんが、現実的に考えたら残された人は生きていくしかないわけですよね。
私自身はヘタレなので、夫が死んじゃったら江藤淳氏みたく後追いしちゃうと思いますが、ほとんどの人は後追いなんかしないで「自分はしっかり生きていかなきゃ」と思うわけです。心底すごいと思います。

というわけで、今ものすごく消極的に生きているのが本当に申し訳ないです。
死にたくないのに死んじゃった人もいるのに、何をおめおめ生きてるんだ、とねぇ。。。本当に不公平だと思います。ごめんなさい。
あーなんか右翼っぽい人に「貴様みたいなやつがいるから日本がダメになるんだっ!」と言われそうですね。
でも、ごめん、「人生は不公平」なのですよ(by ちきりん)。
あー後ろ向き。4月ってやだわ。
posted by オグ at 09:26| 東京 ☁| Comment(0) | 読んだがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月23日

2004年の映画「東京原発」がすごく面白い件

途中いろいろ、ん?と思うところはあるにせよ、なんでこの映画の存在を知らなかったのか不思議なくらい面白い映画でした。
役者陣がイイ!個性派ぞろいです。
映画の存在を知らなかったのは、広報に苦労したんじゃないかと妄想。
ブログがようやく認知され始めたくらいで、口コミメディアも少なかったしね。

すごい台詞がたくさんあります。脚本すごい。
都知事「1時間くらい停電させてやったらどうだ。電気のありがたみがわかるだろう」=>えっ、それ今回の「恫喝停電」のこと?
やっぱり、あれだね、こういう脚本が書けたってことは、わかる人にはわかってたってことなんだね。ホント、傍観者だった自分が情けない。

一気に観ちゃいました。週末にぜひどうぞ。
繰り返しますが、いろいろ「あれ?」って思うことはあるよ。
でもすごくいい。
東京都民はぜひ。
都民じゃなくてもぜひ。

【補記】
この映画のテーマは「傍観者になってる国民を議論の場に引きずりだすことが重要なんだ!」ということなんだろうと思う。
でも、原発事故というもっとも望ましくない形で国民が議論の場に出てきちゃったわけで、監督はさぞ悔しい想いをされているだろうなぁと想像したのでした。

私も傍観者でした。
私はすぐ忘れる。

















監督、脚本:山川元

出演:
役所広司
段田安則
平田満
田山涼成
菅原大吉
岸部一徳
吉田日出子
綾田俊樹
徳井優
益岡徹
塩見三省
posted by オグ at 21:27| 東京 ☔| Comment(0) | 映画/DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月17日

静と動。ボストン美術館展浮世絵名品展と「ル・バル(84年、仏伊アルジェリア)」

前売り券を買ってあったボストン美術館展、地震やら何やらですっかり忘れていたら、今日が最終日じゃありませんか!
お昼にラーメン作って食べて、お昼寝してお出かけ。

恵比寿からてくてく歩く道すがら、なんだかやけに同じ方向に向かう人が多い。

「まさか、これ全部山種美術館じゃないよね?」
「まさか〜!」

まさかでした orz

最終日ということで、すごい人出。
入場制限はかかるわ、中に入っても人がぎゅうぎゅう。

がんばって3月に見に来れば良かったんだけど、地震だけじゃなくていろいろ忙しくてねえ。。。

清長、歌麿、写楽、その他の構成で、歌麿のコレクションが凄かったです。
こいつぁスゴイと釘付けになったのが2〜3。
あとはまあ普通にスゴイ。
清長も、なかなかいいじゃんと思って見始めたのですが、歌麿に移動したら「あ、歌麿のほうが断然スゴイ」とはっきりわかった。
私も詳しいことはよくわかんないけど、線も構図もバランスも、全部が違うです。ハイ。
写楽は、なんだか拍子抜けでした。
状態の悪い作品が多くて、ちょっとがっかり。
写楽展のほうに行った方がいいかもしれません。

で、浮世絵の「静」の世界を堪能した後、帰宅してごはん食べながら「ル・バル」を見ました。

これは1930年代〜1980年代のパリのダンスホールを舞台にした人間模様劇です。
ダンナさんが「これはちょっと見てほしい」ともってきて、何の予備知識もなしに見始めた。

音楽がすごーーくいいです。
つかみはオッケー、いいじゃんすか。好きです。
んで、途中から、アレ?変じゃないコレ?と思ったけど、引き込まれてしまって目が離せない。
最後の方はぽろりんちょと涙まで出て、不思議なさみしさとさわやかさ。
いつもそこには音楽とダンスとお酒と濃い恋が。。。


ほんっとに濃い人たちですねーあっちの人って。
日本のうすーい「静」の世界を観た後だけに、この恋だのダンスだのの「動」の世界の激しさが際立ちました。
一日のうちに両極なものを観てしまって不思議な感じ。

そして写真には撮らなかったけど、初めて「シニフィアン・シニフィエ」のパン食べた。
想像以上にうまかった。けど、CPで言ったらやっぱり。。。。プチメックじゃ−。また新宿に行かねば。
(そういえば、高校時代に国語の授業で「シニフィアンとシニフィエ」についてやったなー。テキストは記号論への招待、だったかな。。おもしろかった記憶があるんだけど、何も覚えてない)
posted by オグ at 21:42| 東京 ☀| Comment(0) | 観たがや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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